化粧下地、化粧と日焼け止め、どちらを使うのが化粧的には良いのか
夏場に限らず、日焼け止めを使用して紫外線対策をしておきたいと考えている女性は多いはず。でも、女性の場合素肌に直接日焼け止めを使うよりも、実際には化粧をしてからというパターンがほとんどです。
しかしいざ化粧と日焼け止めの順番はどうしたらいいのか、案外知らなかったりしませんか。
ここでは、下地化粧と日焼け止めの正しい使い方について説明していきます。
◾︎化粧下地と日焼け止めの正しい順番
日焼け止めを使う際、化粧下地と日焼け止めは、どちらを先に使えば良いかについて、知っておきましょう。
●スキンケアの後から日焼け止めを
通常は日焼け止めは、スキンケアを済ませてから使用します。
そして化粧下地は日焼け止めを塗ってから行います。なぜなら先に化粧下地を塗ってから日焼け止めを使うと、化粧下地の効果がなくなってしまうからです。
少しわかりにくいので、順番を確認します。
スキンケア(乳液など)→日焼け止め→化粧下地(ファンデーションなど)
という順番が基本となります。
●化粧下地効果のある日焼け止めも
最近の日焼け止めは、化粧下地効果のあるあるものも販売されています。これを使えば日焼け止めと化粧下地を一度に使えるので、非常に便利なアイテムと言えます。
●日焼け止め効果のある化粧下地
同様に日焼け止め効果を持った化粧下地というものも販売されています。
しかしこの手の商品は基本が化粧下地であり、日焼け止め効果はおまけ程度と感が他方が良いものが殆どですので、夏の日中などの紫外線量が多い時期には、これだけだと十分に日焼け止め効果が期待できない可能性もありますので注意してください。
◾︎日焼け止めと化粧下地を併用する理由とは
ということで、日焼け止め効果を持った化粧下地など、化粧品として日焼け止め効果が期待できる商品も幾つかあります。
しかし、できるだけ紫外線から肌を守るためには、化粧下地に頼るのではなく、やはり日焼け止めと一緒に使う方が望ましいと言えます。
●より高い日焼け止め効果が期待
化粧下地効果のある日焼け止め、または日焼け止め効果のある化粧下地などを使用すると、成分的には二種類の効果が期待できるのですが、化粧の「層」としては一層にしかならなくなります。
化粧下地と日焼け止めを併用すれば化粧の層は二層となるため、より一層の日焼け止め効果が期待できるようになります。
●日焼け止め野村を誤魔化せるという効果も
メイクの見た目的な意味合いからも、日焼け止めを塗ることで肌が白くムラになってしまうこともあるのですが、その上から化粧下地を塗れば白い粉っぽい感じを防止できます。
◾︎化粧品としての日焼け止めの使い方
日焼け止めには「紫外線錯乱剤」を使うものと「紫外線吸収剤」を使うものがあります。
錯乱剤タイプの日焼け止めは、紫外線を散らして肌に当たるのを防止し、吸収剤タイプは、日焼け止めの中に紫外線を吸収して肌を守ります。
●美容的にはどの種類の日焼け止めが良いか
では、美容的、メイク的にはどのらのタイプの日焼け止めが良いのでしょうか。
成分を考えると、吸収剤タイプは油分を多く含んでいます。そのため肌の炎症になりやすいと言えるのです。また、紫外線を吸収剤で反応させるため、肌の近くで化学反応が起きているので、これもまた肌トラブルの一因となってしまいます。
美容という観点から考えると、紫外線錯乱剤タイプを利用した方が、ベターと言えるのではないでしょうか。
●SPFやPAが高い日焼け止めは美容に影響するか
日焼け止めの紫外線に対する「指標」として、SPF、PAという値があります。
これに関しては他のページでも詳しく説明していますが、値が大きいほど紫外線から肌を守る時間が長くなる=日焼け止め効果が高いのですが、反面、効果が高いほど肌の炎症など、ダメージやトラブルの原因にもなりやすいのです。
一般的にはSPFは40以上、PAが+++以上の数字の日焼け止めは、またつの炎天下に出るときに利用する日焼け止めと言えます。
そのため、そこまでハードに日光にあたるのではなく、日常的に常用するのであればこれより低めの数値の日焼け止めを使っておいた方が肌にとっては安心です。