子供も日焼け止めは必要か?
一度日焼けをすると、その日焼けは肌に蓄積されます。
人というのは18歳までに一生のうちで浴びる紫外線量の半分をあびてしまうと言われています。そのため子供のうちからしっかりと日焼け止めをしておかないといけません。
肌に蓄積された日焼けの記憶はDNAレベルで深く刻まれてしまい、成人になってからの皮膚ガンの原因になるケースもあります。
子供の将来を考えて今のうちに何らかの日焼け対策をする必要があります。
適度な日焼け対策が必要
大人と一緒で子供も日焼け対策は必要と言えるでしょう。
しかし、毎日のケアを完璧にやろうとすると大変なので、適度なケアをする事が大切です。
子供にとって、紫外線を浴びるというのはメリットもあります。
紫外線を浴びることによって骨の形成に、役立ったり肌の殺菌消毒をしたり効果もあるのです。
このように子供の成長や肌の殺菌に役立つ紫外線でもあるので、一日に10分程度であれば紫外線を浴びても問題ないと言われています。
しかし夏の日に丸一日外出する時などはしっかり日焼け対策をした方がよさそうです。
子供でも日焼け止めは使用可能か?
子供にも日焼け止めクリームを塗って大丈夫なの?と心配するお母さんもいますが、
市販の日焼け止めクリームにはちゃんと子供用も揃っていますので、子供の肌に合わせた低刺激のものを選べば問題ないでしょう。
子供の日焼け止めを選ぶ際の注意点
・低刺激のものを選ぶ
先ほどもご説明しましたが、子供の日焼け止めはできるだけ低刺激のものを選びましょう。
お肌に負担をかける以下の成分は、できるだけ省かれた商品を選ぶのがおすすめです。
- 石油系合成界面活性剤
- 香料、着色料
- エタノール
以上の成分が完全に入っていないのは難しいと思いますが、成分表をみてできるだけ低刺激だと思われる日焼け止めを選んであげてください。
・簡単に落とせるもの
子供はお風呂に入らせるのが大変なので、すぐ簡単に落とせるような日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
特に石鹸で落とせる「ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)」のタイプがおすすめです。
石鹸で落ちないものはクレンジングの際に肌に負担がかかります。
毎日のお風呂で簡単に落とせるものを選びましょう。
ちなみにベビー用のアイテムにはお湯だけで落ちるタイプもありますので購入時に探してみてください。
子供に適切なSPFとPAとは?
日焼け止めのパッケージに「SPF」や「PA」といった文字が書いてあります。
「SPF1」とは20分間紫外線対策する効果があると言われており、「SPF30」なら10時間ほどの効果があります。
「PA」は+の数が多いほど効果がありますが、その分刺激が強いので注意が必要です。
日常生活の外出で使う場合は
- SPFは15~20、
- PAはPA++
の日焼け止めを使用するようにしましょう。
また、海や山やレジャーに行く際には
SPFは20
PAはPA++~+++程度の日焼け止めを使用するようにしましょう。
正しい日焼け止めの使い方
良い日焼け止めでも正しく使わなければ効果が薄くなってしまいます。
クリーム状なら真珠1粒分、液状なら1円玉くらいの量を手のひらにとって、
額・顎・鼻・につけましょう。
そこからしっかり伸ばすようにすれば適切に塗ることができます。
日焼け止め以外の日焼け対策は?
子供にとって日焼け止めクリームを塗ることが最も効果が高い紫外線対策でしょう。
さらに別の方法も合わせればかなりの効果が期待できます。
UVカット加工の帽子や衣服を着用する
子供用の帽子や服でも紫外線対策用のUVカット商品が多く販売されています。
子供は特に日焼け止めを嫌がって塗らせてくれない事があります。
そういう時は、UVカット加工のしてある衣服を着させてあげると良いでしょう。
日陰で遊ばせてあげる
出来る限り、日陰を探して涼しい場所で遊ばせてあげましょう。
どうしても日陰が無い場合は、大きめのパラソルなどを用意して休憩場所を作ってあげると良いでしょう。
外に出る時間帯を考える
午前中10時~14時あたりの時間が最も紫外線が多い時間とされています。
子供は出来るだけこの時間をさけて外に出してあげるようにしましょう。
まとめ
子供の将来の事を考えれば、幼いうちから何らかの日焼け対策をした方がよいでしょう。
しかし、日焼け止めクリームなどは効果が高いものほど肌に負担をかけます。
小さい子供の肌だと刺激が強すぎる事が多いので、適度に低刺激のものをつけてあげましょう。毎日欠かさずケアをするのは難しいですが、レジャーに行く時だけでも気をつけてあげると後の子供の肌に良い影響が与えられるかと思います。