季節や天候別のUVケアと、紫外線情報を活用して日焼けを未然に防ごう
日焼けの原因は日光に含まれる紫外線です。
UV-A、UV-Bという二つの紫外線の「波」が、人の体の皮膚や細胞に悪影響を与えるのです。
よく耳にする日焼け止めとは、この二つの波を肌まで届かないよう、紫外線を錯乱したり、吸収するのですが、よく考えてみれば出来るだけ紫外線に当たる場所に出かけないようにするのが、一番の紫外線対策となるはずです。
日焼けに対して普段から注意している人は、日焼け止めや紫外線対策を意識して、できるだけ肌に紫外線が当たらないようにしているのですが、さらに紫外線を意識するのなら、季節や天候、場所によって変わる紫外線の情報を知っておけば良いのです。
◾︎季節や時間で変わる紫外線
●夏の紫外線が一番強い
日焼け止め、紫外線対策の季節といえば夏です。これはつまり、紫外線が一番強い季節は夏だということになります。
太陽の高さの問題で、より垂直に近い角度で太陽の日が射せば、通過する大気の層が薄くなり、大気圏で減衰される紫外線の量が減ってしまうからです。
●お昼の紫外線が一番強い
同様に、太陽が高い位置にある日中が紫外線のピークです。
合わせて考えれば、夏の日中が一番日焼けしやすいということになります。
ポイントは、太陽が高く登っているということなんですね。
●紫外線が少ない時期でも要注意
かといってでは、冬の朝夕なら大丈夫かといえば、そうでもありません。
太陽が低い位置にあっても、紫外線がなくなるわけではなく、また、紫外線の影響、日焼けは、紫外線を浴びる時間にも影響されますから、長時間外にいれば当然日焼けしてしまいます。
紫外線の対策は、一年中気をつけておかなければならないということなんですね。
◾︎天候も紫外線量に影響する
では、天候はどのように紫外線量に影響するのでしょうか。
●曇っていれば紫外線量は減る
太陽光に紫外線が含まれるわけですから、雲が出ている天気ならば降り注ぐ紫外線の量は少なくなります。
とは言っても、雲がすべての紫外線を吸収してくれるわけではありません、曇っているからといって日焼け止めを怠ると、日焼けしてしまいますので要注意。
薄い雲だけでは、晴天と同じくらいの紫外線量になっているということも、忘れてはいけません。
●雨の日は?
雨の日も曇りと同様、晴天と比較して紫外線の量は減ります。しかし、雨が降っているからといって紫外線対策なしで外出すると、天候の変化で途中から晴れ間が覗くこともありますから、外出前にはケアの準備が必要です。
雪が降っていても同様ですが、雪が積もると晴れてから紫外線が雪に反射し、帽子などでは日焼け止めができなくなりますので注意しましょう
◾︎紫外線情報をチェックしよう
紫外線はネットの情報などで出かける前にチェックできます。紫外線情報の入手方法を知り、外出時の対策の参考にすれば、効果的に紫外線を防ぐことができます。
●UVインデックスで紫外線量をチェック
「UVインデックス」とは気象庁が発表している紫外線情報です。このUVインデックスを使った気象庁の「紫外線情報分布図」をチェックすれば、明日の紫外線の予想分布図を見ることがfできます。
http://www.jma.go.jp/jp/uv/
このサイトにアクセスすれば、日本地図が表示されます。地図上のチェックしたいエリアをクリック(スマホはタップ)すれば、拡大地図が表示されます。
紫外線量を表す色は白(ほぼない)からスタートし、黄色、オレンジ、赤、紫の順に強く(紫外線が増えて)いきます。
一概にどこまでが安全とは言えませんが、少なくとも紫のエリアは、最も紫外線が強く降り注いでいるということになりますから、外出する際は万全の紫外線対策が必要でしょう。
このように、インターネットで紫外線の強さを事前にチェックしておけば、旅行や外出の際にどこまで日焼け止め対策をすればいいかのめどが立ちます。
日焼けや紫外線による肌のトラブルに敏感な方に限らず、長時間外出する際などは、この紫外線情報を必ず事前にチェックしておきましょう。