日焼け止め以外の紫外線対策の方法を知っておこう
夏の紫外線対策といえば、肌につけるタイプの日焼け止め、と考えるのが普通ですが、夏の屋外だけが紫外線による日焼けの影響ではありません。
日常的に外出時に日焼け止めを塗るのは、紫外線対策に対して意識の高い人だけで、ちょっとクルマで買い物に出かけたり、あるいは自宅内の窓から差し込む日光までを気にして日焼け止めを使う方は珍しい部類でしょう。
そこで今回は、日焼け止め以外に紫外線対策として使えるグッズやアイテムを、季節を問わず(もちろん夏が対策の中心にはなりますが)シーン別に紹介していきます。
●衣料品や身につけるグッズで紫外線対策
日焼け止め以外で紫外線対策をするなら、まず身につけるものです。
◾︎服・衣料
UVカットする衣料品にはカーボンやセラミックなどをコーティングした素材や、日焼け止めと同じ紫外線吸収成分で紫外線をカットしています。
最近では、紫外線大国と言われるオーストラリアやニュージーランドでの「衣料のUV対策の基準値」『UPF(ウルトラバイオレット・プロテクション・ファクター)』の表記がある服が、日本でも見かけることができます。
衣料で日焼けを防ぐのであれば、このUPFの表記をチェックして、紫外線対策できるアイテムを身に付けるようにすれば良いでしょう。
◾︎つば広の帽子
海外セレブや映画のヒロインは、夏場には普通よりもつばの大きな帽子をかぶっていますよね。あれはファッション的要素もそうですが、紫外線対策に非常に有効なのです。
ハットの紫外線防止効果は想像以上で、つばの長さが13cmであれば、紫外線の90%がカットできると言われています。
夏場は暑いので、頭頂部が空いているつばだけのキャップをかぶる方もいらっしゃいますが、毛髪や頭皮も紫外線から悪影響を受けるので、できれば頭全体を覆う防止をつける方がベターです。
◾︎サングラス
日焼け止めとは少しずれますが、紫外線は眼にも悪影響を与えます。これを防ぐには、UVカットレンズが入ったサングラスが最適です。
車のドライブ時も、夏場の紫外線が目の疲れに直結しますので、サングラスを着用することで真夏のドライブをより、快適安全にできます。
◾︎日傘
紫外線対策には日傘も非常に有効です。紫外線は基本的に太陽からの直射日光で浴びてしまいますから、日傘で日光を防げば紫外線の大半は防げます。
地面や待機中で紫外線が乱反射されますが、その割合は比較的低いのです。ただし、日傘だけでは100%近くカットすることは難しいので、過信は禁物です。
◾︎アームカバー・ネックカバー
半袖を着ている時には外出時日光に当たるときだけ腕にアームカバーを巻けば、室内で外して普段通りのファッションを楽しめます。
ネックカバーは紫外線対策の死角になる、うなじの日焼けを防ぎ、最近では冷却できるアイテムもありますので、夏場は活用したいものです。
●ドライブ・車内・自宅室内の日焼け止め
夏の外を歩くシーン以外に日焼けで気をつけなければならないのが、ドライブ時の日光です。車種によってはガラスに「UVカットガラス」を採用しているので、素肌で外を歩くのに比べて紫外線の量は軽減されていますが、それでも油断すると想像以上の紫外線に当たり、日焼けてしまいます。
車を運転する際にどのように紫外線対策をしたらいいのでしょうか。
◾︎UVカットフィルム
ホームセンターなどで購入できるUVカットフィルムをガラスに貼れば、窓から差し込む紫外線をカットできます。
・UVカットスプレー
UVカットスプレーはガラスだけではなくいろいろなものに使えますので(実際の商品で使える場所はご確認ください)服やつば広の帽子などのアイテム、ものによっては素肌に使えます。
●飲む日焼け止め
このように、塗るタイプの日焼け止め以外にも、紫外線対策ができるアイテムは幾つかあります。
最後のご紹介したいのが「飲む」タイプの日焼け止め。
これは外からの紫外線を防ぐのではなく、体の中にサプリとして吸収することで、紫外線からの影響を減らしていくタイプのものです。
サプリとして飲む習慣をつければ、突然の外出で日光を浴びても、紫外線による悪影響を和らげることができるようになる、便利なアイテムです。
紫外線が気になるようになったら、まずは健康サプリのひとつとして、この飲む日焼け止めを試してみてください。